例年そろそろ九州地方や四国地方から「梅雨入り宣言」が届く頃ですが、今年は5月16日に九州南部、19日に奄美、22日に沖縄で梅雨入りした模様です。
梅雨は、日本列島の北東にあらわれた「オホーツク海気団」と南東にある「小笠原気団」のせめぎ合いによって生まれます。
これから40日間ほどは、それぞれの気団が日本付近に居座ろうとし、押し合います。
押し合う気団の間に形づくられるのが「梅雨前線」で、ふたつの気団に含まれる湿り気が雨となります。
長雨を思うと気が滅入りますが、農作物にとっては、恵みの雨です。春と夏の季節の架け橋です。
今月に結婚する「6月の結婚」は、英語で「ジューンブライト」です。神話における6月は結婚と女性の守護神・ユノの月とされているため、西洋では古来、ジューンブライトは幸福になれると信じられてきました。
一方、日本の6月は梅雨の影響で結婚式が減る時季でした。そこで1967（昭和42）年頃に、ホテルオークラが「ジューンブライト」をPRしました。それ以降、日本でも浸透し今に至ります。
6月8日は海のことを世界中で考える日、「世界海洋デー」です。2009（平成21）年に国連によって制定されました、比較的新しい国際デーです。
海は海産物をもたらしてくれる恵みの宝庫です。しかし近年、深刻な汚染が進んでいます。
特に問題となっているのは、大量に漂うプラスチックです。波にもまれ、細かく砕かれたプラスチックは分解されず、魚や海鳥の体内からも見つかっています。そんな状況を少しでも変えていこうと、プラスチック製のストローを廃止する動きも出てきました。

さて6月のパティオはいよいよ、28日、29日に迎えるしみん劇の本番に向けて大詰めを迎えます。中旬からは連日の稽古となり参加者や関係者にとっては忙しくも充実した日々となるでしょう。6月はここ愛知県も例年梅雨入りとなります。雨のシーズンには是非劇場へおこしください。天候に左右されない館内でお過ごしいただけます。