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2025.05.10

【館長ブログ】~2025年5月 さつき 母の日

私たちは、旧暦5月を「さつき」の名前で呼び、「皐月」「早月」などの字をあてました。語源には諸説ありますが、田植えで早苗を植える「早(さ)(小)苗月(なえづき)」が有力とされています。旧暦5月は新暦では6月頃であり、そのため来月やってくる梅雨も昔の人々は「五月雨」といっていました。

多くの方にとって、生まれてはじめて「誰か」のために買った花は、お母さんためのカーネーションではないでしょうか。お小遣いを握りしめて花屋に向かい、花を選び、そっと大切にもち帰り、お母さんに「ありがとう」の感謝を伝えたものです。「母の日」とカーネーションを贈る風習はアメリカで生まれたものです。20世紀初頭、ある女性が亡き母の命日である5月9日に教会で白いカーネーションをささげたのが起源とされており、当時の大統領が5月の第2日曜日を「母の日」に制定しました。日本では戦後に多くの人が知るようになり、かつては亡き母に白、存命の母には赤のカーネーションを贈る風習がありましたが、現在では好きな色や好きな花を贈るようになっています。

 

贈り物といえば、パティオでは子どもたちに向けて、生の舞台芸術鑑賞・体験をお贈りする「こどもアートふれあい事業」を、幼保育園や小中学校と連携して毎年、企画・開催しています。5月、6月はこどもアートふれあい事業の盛んな時期になります。5月は6公演、6月は5公演、市内の子ども達の無垢でしなやかな心に芸術鑑賞から得られる喜びや感動をお届けします。

 

【館長ブログ】~2025年5月 さつき 母の日

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