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2025.11.11

【館長ブログ】11月 十日夜 119番の日 小春日和 報恩講 

旧暦10月10日の夜は、「十日夜」です。東日本にはこの夜に田の神様が山に戻るという言い伝えが残る地域が多く、感謝を込めて収穫祭を営みます。現在は旧暦ではなく、新暦の11月10日に行うところも多いようです。十日夜の主役は子供たちで、藁を束ねてつくった「藁鉄砲」をもって地域の家々を回り、門前や玄関前の地面を突きます。これは、モグラ除けのおまじないです。地域によっては囃子唄を口ずさむ場合もあり、子供たちにはお礼としてお菓子を配ります。

火事が起きてしまったとき、なにより頼りになる消防車は119番への通報で駆けつけてくれます。私たちの暮らしを守る自動交換式火災通報用電話番号が登場したのは、大正15年(1926年)のことで当時はダイヤル時間のもっとも短い「112」でした。しかし誤接続が多かったため、1927年(昭和2年)に「119」へと変更され、現在に至ります。

木枯らしが吹いた翌日は、うって変わっておだやかな陽気に包まれることが多いとされています。まるで春が来たのかと勘違いするような、のどかな天気が「小春日和」です。「小春」は旧暦の10月の異称で、「小春日和」は新暦の11月~12月上旬にかけて使います。各国に秋の好天をあらわす言葉があり、アメリカは「インディアン・サマー」、ドイツは「老婦人の夏」、ロシアは「女の夏」といわれます。夏が登場するのは、緯度が高く、日本ほど春が温暖ではないといわれているからです。

11月28日は浄土真宗の開祖・親鸞の祥月命日です。各地の寺院で親鸞を偲び、仏恩に報いるための法衣・報恩講を営みます。浄土真宗の信仰文化が根づく北陸地方では「ほんこさま(富山県)」「ほんこさん(石川県・福井県)」「ほこさま(福井県)」などの名前で呼び、自宅の仏壇を拝むならわしもあるそうです。

 

11月のパティオでは、パティオの全館を利用した2つの大きなイベントが行われます。一つ目は16日(日)の「ちりゅうこどもフェスティバル」通称「ちこフェス」は今回で11回目となり、その名の通りこども向けの多種多様なプログラムが魅力の秋の恒例イベントです。続いて「ちりゅう55祭」は知立市制55周年の記念事業で、一部の閲覧は事前抽選制(応募は8日まで)になりますが、当日自由に鑑賞できるプログラムもたくさんあり、和太鼓やダンスなどの市内で活動する団体のステージや、eスポーツやしめ縄づくりの体験コーナーもあります。どちらのイベントも入場無料になりますのでお気軽にご来場ください。

11月16日(日)

ちりゅうこどもフェスティバル

11月30日(日)

ちりゅう55祭

 

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