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2025.08.10

【館長ブログを更新しました】冷奴 線香花火 ヒマワリ 

【館長ブログ】冷奴 線香花火 ヒマワリ

ひんやりとした口当たりがうれしい冷奴は、夏の食卓にかかせないひと品です。薬味や調味料でアレンジがしやすいところもありがたい限りです。豆腐が庶民の食べ物となった江戸中期から、長きにわたり親しまれるのも頷けます。「冷奴」の「奴」は、江戸時代の奉公人である「奴」からです。四角に切った豆腐を彼らが着る半纏(はんてん)に染め抜かれた、正方形の紋に見立てたのだそうです。そのため、湯豆腐には「湯奴」という別名もあります。
 
線香花火は日本独自の手持ち花火です。江戸時代の寛文年間(1661~1673年)以降、女性や子供も遊べる花火として生まれ、親しまれるようになりました。線香花火の魅力は、なんといっても変化していく火花の様子でしょう。点火してから燃え尽きるまでの段階に、それぞれ名前がついています。火をともしたあとでできあがる火の玉から短い火花が出始めるまでが「牡丹」、勢いよく火花が四散する頃が「松葉」次第に火花が弱まり火の玉が大きくなる「柳」、最期の力を振り絞るように一瞬だけ光と火花が強まる「散り菊」といわれています。

ピンと伸びた茎先に太陽のような花をつけるヒマワリは、見てるだけで元気をもらえる気がします。ヒマワリの原産地は北アメリカで、江戸時代に中国を経由して日本にやってきました。漢字では「向日葵(日回り)」つまり「日を向く葵」と書くことから勘違いされることもありますが、ヒマワリの花は常に太陽に向かっているわけではありません。太陽を追いかける動きは成長ホルモンの影響によるもので、蕾(つぼみ)や若い花のときの限定のものです。完全に開いた花は、ずっと東を向きながら種子を育みます。

パティオでは毎年お盆休みの前後の夏休み期間中に中学生による茶会を開催しております。今年は8/6、7と8/20、21に開催され、8/6,7はお抹茶の会で、すでに終了してしまいましたが、8/20、21のほうはお煎茶の会で、まだ若干予約枠が残っております。ご興味ある方はぜひお早目にご予約ください(事前予約制です)。

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