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2025.09.07

【館長ブログを更新しました】~秋の七草 ヒガンバナ 秋分

春の七草があるように、秋の七草もあります。奈良時代の歌人・山上憶良(やまのうえの おくら)による2首の和歌が由来です。春の七草は食べて味わい、秋の七草は目で味わいます。今秋はハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウのうち、いくつ出会えるでしょうか。
ヒガンバナは、秋のお彼岸の頃に開花することからその名前がつきました。また葉もなくすっと伸びた茎先で空へ向かうように開く花が妖しさを醸すからでしょう。「死人花(しびとばな)」「捨子花(すてごばな)」「幽霊花」など、なんとも不穏な別名があります。その一方で、仏教において天界に咲くとされる「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」の名でも呼ばれます。曼殊沙華は見た者の悪業を祓い、吉兆として空から降るそうです。
 「秋分の日」は「春分の日」と同じく、太陽が真東から昇り真西に沈む一日です。昼と夜の長さがほぼ等しくなり、二十四節季も本日から「秋分」で、本格的な秋の訪れです。スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋、数ある「秋」のなかでも、やはり毎日の暮らしで実感しやすいのは、食欲の秋です。暑さで落ちていた食欲が上向いてきたところに、キノコや果物、魚介類に新米と美味しい食材が出回り、買い物しているだけで楽しくなります。旬の食べ物はお財布に優しい上、栄養価にもすぐれた自然の恵みで、感謝を忘れずいただきたいものです。
 パティオにとっては何といっても芸術の秋ですが、開館25周年記念の目玉事業である「石川さゆりコンサート」がまもなく、9/27に開催されます。チケットは昼・夕公演とも残りわずかとなっております。ご興味のある方はお早目にお求めください。

【館長ブログを更新しました】~秋の七草 ヒガンバナ 秋分

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