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2025.03.11

【館長ブログを更新しました】~3月 弥生 ひな祭り お水取り

3月は、31日あり、冬と春の境目の季節にあたります。その年の11月と同じ曜日で始まり、平年の場合は、2月と同じとなります。

日本では、旧暦3月を「弥生(やよい)」と呼び、現在の新暦3月の別名として用いています。草木がいよいよ生い茂る月「木草や生ひ月(きくさいやおひづき)」が由来とされます。

英語の月名「March」は、ローマ神話のマルス(Mars)の月を意味する「Martius」から取ったものです。

3月3日は、ひな祭り(桃の節句)です。女の子の健やかな成長を祈る日本の伝統行事です。その起源は、平安時代の流し雛にさかのぼり、邪気を祓うために人形を川に流す風習として始まりました。室町時代には現在のように雛人形を飾る形へと変わり、江戸時代には「吊るし雛」などが一般家庭にも普及しました。ひな壇にはお内裏様とお雛様が飾られ、天皇と皇后を象徴する二人は、家族の繁栄と幸福を願う存在とされています。桃の花を飾り、ちらし寿司やひなあられ、白酒などを楽しむのが一般的です。

奈良の東大寺二月堂で行われるお水取りは、3月1日から14日まで続く仏教の伝統行事です。この儀式は観音菩薩への祈りを捧げるために行われ、1300年以上の歴史を持ちます。

特に有名なのが、夜間に行われる松明を振り回す壮大な火の儀式で、この火を浴びると無病息災が得られるとされています。最終日の「お水取り」では、若狭井という井戸から汲み上げた水を神聖なものとして用います。この水は一年を通じて使用される貴重なものとして扱われています。観光客や信仰者が集い、歴史的な風情を感じられる一大行事です。

 

3月のパティオでは、ほぼ毎週のようにホール利用者さんによる発表会が開催されます。春休みシーズンということもあり、特に多いのはお子さんによるバレエやダンスなどの発表会ですが、発表会という思い出に残る特別な経験をパティオでしていただくことで、これから先、よりパティオを身近に感じていただければと思います。

パティオの自主事業では3月23日(日)に開催する「伝統文化に触れる一日」の中で殺陣講座の発表会を行います。年明けから2ヵ月半にわたって稽古を積み重ねてきた受講生の皆さんの成果を是非パティオでご覧ください。

伝統文化に触れる一日
3月23日(日)13:00~14:00/山車文楽の上演と解説・体験、15:00~16:00殺陣講座発表会、
会場:花しょうぶホール

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