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設立趣意書

<設立趣意書> 一般財団法人ちりゅう芸術創造協会 理事長

 

 一般財団法人ちりゅう芸術創造協会は、任意団体「一般財団法人ちりゅう芸術創造協会」を母体とし、その誕生は平成11年10月で、知立市民からの文化の拠点施設の嘱望によって建設された知立市文化会館を運営する公益団体として発足しました。

 知立市の文化の背景は、歴史的には平安時代の六歌仙の一人、在原業平が伊勢物語「昔、男ありけり。その男、身をえうなきものに思いなして・・」に詠んだ三河八橋の花“かきつばた”の五文字を入れた折句歌、それを題材にした「かきつばた姫の悲哀の民話」、そして江戸時代の「東海道五十三次 三十九番池鯉鮒宿」の栄華として現在も伝承されている、国指定重要無形民俗文化財「知立の山車文楽とからくり」という伝統芸能などを礎として、芸術文化が培われてきました。だからこそ、当館の名称が「パティオ池鯉鮒」と名付けられた由縁であります。

 

 当館の芸術文化の基本姿勢は、「知立市生涯学習宣言」の基本理念に基づき、芸術文化と社会教育の加重バランスを考慮したコミュニティシアターとしての事業運営と管理をしております。特にホール運営においては、ホールボランティア、文化団体、芸術家との連携による互助・協働を積極的に展開しております。


 当協会は、平成18年4月から今日まで、知立市文化会館の指定管理者として事業運営と施設管理の全面委任を受け、現在、文化庁の文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等活性化事業)等の採択を受けて、積極的に事業展開しているところであります。

 

 国は、平成24年6月「芸術、音楽堂等の活性化に関する法律」を制定し、劇場、音楽堂の存在意義と事業展開の指針を示し、わが国の芸術文化を重要な柱と位置づけしました。芸術文化はすべての国民が豊かな生活を送るために必要なものであり、その意識の浸透によって、人と地域が活性化し、街が元気になっていくことを願うものです。

 

 このたび当協会は、平成26年2月に一般財団法人としてスタートいたしました。法人格を有することで、社会的信用も増し、法律上の地位と責任の所在が明確となります。当地の芸術文化における歴史的な背景と国が法律で規定する芸術文化の意義を胸に、新たな気持ちで『地域にねざす したしみと にぎわいの会館』を旗印に、より積極的な活動と事業展開により、皆さんが心豊かに元気にお過ごしいただく一助になるように尽力してまいります。

パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)  〒472-0026 愛知県知立市上重原町間瀬口116番地  一般財団法人ちりゅう芸術創造協会  TEL0566-83-8100 FAX0566-83-8110